【音の999】お箸のお話🍚🥢

最近は急に寒くなり、いよいよ食欲の秋🍂がやってきましたね💗
今日は、普段の活動記録とは少し視点を変えて、お箸のお話をしたいと思います。

♪音の999♪は他の999と比べると、支援学校に通っている子や未就学~低学年の子が多く在籍しており、お箸の練習を頑張っている子も沢山います。
今日は、普通のお箸の前段階にあたる補助箸に焦点を当て、お話していきます🍚🥢

これは、補助箸のほんの一部です。
補助箸と言っても、ピンセット型や中央支点型、リング付きやバネ付き等、様々な種類があります💡💡💡
例えばピンセット型と中央支点型を比較すると、ピンセット型の方が作りが単純であり、一般的に難易度が低いと言われています。一方で、中央支点型は通常のお箸と同じ構造であり、次のステップへの移行が円滑であるというメリットがあります。
リング付きのお箸は、握り持ちから3指持ちへのステップアップに役立ち、バネ付きはお箸の動きを定着させるのに効果的であると言われています。

ただし共通して言えることは、補助箸は足りない力を補う為のものであり、その子に合ったお箸を選定することが非常に大切なのです!!😲
お箸使用(練習開始)のタイミングも非常に難しく、一般的には3指持ちの定着がお箸の練習開始のサインとされています。※個人差あり
例えば、周りのお友達がお箸を使っていると、「僕(私)も使いたい!」となりますよね・・・
♪音の999♪では子供の興味の持ったもの、意欲的になっているものには、多少レベルが高くても挑戦する環境を提供しています☆彡

先日保護者の方とお話をした際、「何年も同じ補助箸を使っている」「うちの子に通常のお箸は難しいと思う」「どんなお箸を使わせれば良いか分からない」と言った声がありました。
一方で、「今のお箸(補助箸)が綺麗に使えているので、このままで大丈夫」と仰る保護者の方もいました。
確かに、補助箸であっても綺麗に使えていれば良いと言う考えもあると思います!!
実際、苦手なお箸を使うことで気分が落ち、食欲が減少してしまう子も居ますし、環境の変化を嫌う子も多いと思います。
また、発達の影響から補助箸が、その子の能力を最大限に引き出すものである場合もあると思います🌟

ですが、成長過程にある子供達だからこそ、いろいろな事に挑戦して、もっともっと成長して欲しい・・・

♪音の999♪では、保育士や理学療法士が食事場面を観察し、その子にあったお箸を選定する取り組みをしています🍚🥢
※事業所での食事は、その子の力に合った食具の使用を心掛けています。決して、ご自宅での使用を強制するものではありません。
そして、次のステップへと進むために、どの能力が不足していてお箸を使うのが難しいのかを細かく考察し、個別プログラム(微細課題の提供)で弱点の強化を行っています。

↑手作りのペグボード:3指持ちの練習に役立ちます。

↑巧緻動作練習としてのお箸の練習:一度食事と切り離すことで、お箸の練習だけに集中できます。

♪音の999♪には、その他にも様々な微細課題(教具)があり、目的に合わせて提供する課題を選択しています😊
お箸の練習だけでなく、靴ひもを結ぶ練習に取り組んでいる子もいますよ💪💪💪
また、発達などの影響で通常の食具の使用が難しい場合には、食具を手作りする場合もあります。

↑ 上:持ち手を太くし、手の形に合わせて窪みを作ったもの。
↑ 下:お箸の前段階の3指持ち練習のために、支点を作ったもの。

子供の可能性は無限大です!!🌟

今は難しくても、日々の頑張りで様々なことを習得できる可能性を秘めています。
♪音の999♪では今後もご家庭と連携し、子供たちの成長を見守ると共に、様々な支援を行っていければと思います😊💗
お箸のご相談以外にも「これが出来るようになったらいいな・・・」「こんなことにも挑戦してほしい・・・」など、お気軽にお声掛けくださいね♪