【音の999
】9月の音楽サーキット
9月も終わりに近づき、朝晩だけではなく日中も随分と涼しくなってきましたね。伊勢崎地区の学校は運動会シーズン真っ只中という事で、来所する子ども達にも疲れの色が目立ち始めました音の999では、子ども達の体調や疲労に合わせてプログラムを提案し、今日も元気に活動しています
さて、今日は音楽プログラムの中から音楽サーキット
の活動報告です!!
突然ですが皆さん、縄跳びは得意ですか??
小学生時代の冬の体育と言ったら「縄跳び」のイメージで、寒い時期に縄跳びの縄が足に当たると痛いんですよねー・・・音の999に通う子ども達の中にも、縄跳びに苦手意識を持っている子が多く、練習自体を拒否してしまう子もいる程です。
縄跳びは跳躍力とリズム感、縄を回す正確な手首~肩の動き、持ち手を握る握力など色々な「力」が必要となる複合運動です
子ども達が楽しみながら、縄跳びの練習が出来ないかなー・・・と考え
今月の音楽サーキット
は、「縄跳び」をテーマに様々な運動を組み合わせました
音楽に合わせて楽しく活動する子ども達の様子を、是非ご覧ください
サーキットの全体像です。
まずは、足形の向きに合わせて身体を回転させながら、「両脚跳躍」に挑戦します
ピアノの伴奏を良く聴きながら、足元に注意を向け、前方へと跳躍する多重課題となるので、始めは戸惑っていた児童も多くいたエリアですしかし、回数を重ねることでタイミングを掴み、職員の声掛けがなくても上手にできるようになりました
「止まる」ことが苦手な児童も多いのですが、ピアノの伴奏があると自然に「止まる」意識が芽生え、安全に活動が出来ていました
足元に意識を向ける事で、両脚がバラけることなく跳躍でき、音楽に合わせることでリズム感を強化できると考えました
続いては、みんな大好き「トランポリン」に挑戦です
以前から度々登場していたトランポリンですが、今回は正しい姿勢で取り組めるように「上に飛んでね、高く飛んでね」などの声掛けを行い、縄跳びに必要なブレない体幹の力と、跳躍力をメインに強化しました
トランポリンは一つしかないので、子ども同士で譲り合いながら活動することで社会性の向上にも繋がると考えます
3つ目のエリアは、音の999ではお馴染みの「ドレミマット」です
こちらもピアノの伴奏に合わせて両脚跳躍を行いますが、音が鳴る分、より正確にタイミングを合わせる必要がありますマットは和音になるように配置されているので、ピアノの伴奏と子ども同士のジャンプのタイミングがぴったりと合うことで、とっっっても綺麗な音になるんです
機会があれば、皆さんにも是非聞いて頂きたいです
最後はスカーフやバンダナを使用して「模倣運動」に挑戦です“
こちらでは縄跳びに必要な腕の動きに重きを置いて、職員の“真似っこ”を行います。
簡単なダンスや、旗上げゲーム、ラジオ体操などその日によって内容に変化をつけ、子ども達が飽きないように工夫して活動しています伴奏の職員がランダムでアニメの曲を弾いてくれる日もあり、子ども達も楽しそうに模倣運動に取り組んでいました
以上で活動報告は終わりになりますが、いかがでしたか?
久しぶりにテーマを決め、1カ月を通して同じプログラムを行いましたが、やはり月の始めと終わりでは子ども達の動きにも変化が見られ、皆上手に動けるようになっていました実は今回のテーマである「縄跳び」は、音の999を利用する児童のお母様から「縄跳びが苦手で、体育の日は学校に行きたがらない」との相談を受けて考案したものです。
音の999
には現在、言語聴覚士に加えて理学療法士が在籍しており、リハビリ職2名体制で子ども達の支援を行わせて頂いています。音楽サーキット
は主に、理学療法士が中心となり、毎月の活動内容を決めています。「こんなことが出来るようになってほしい」「これが苦手で悩んでいる」などのご意見があれば、是非お聞かせくださいね
また、個別プログラムとして縄跳びの練習を頑張っている児童もいますので、機会があれば頑張った成果をご報告させて頂きますね
それでは次回の活動報告もお楽しみに~